-
最新情報
-
2025.08.01
【2025年10月】神奈川県の最低賃金は1,225円へ
― 20年前との比較で見える生活の変化

10月より全国的に最低賃金が改定されます。
神奈川県の最低賃金は昨年度より63円引き上げられ、時間額1,225円となる見込みです。
詳しくは厚生労働省の発表をご参照ください。
👉 最低賃金に関する厚労省の公表
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60788.html
今回の改定は労働者の生活を守る上で重要ですが、事業主にとっては人件費増加という課題にも直結します。
そこで当事務所では、2005年(20年前)と2025年の最低賃金や生活費目安を比較した資料を作成しました。
◆20年間でこれだけ変わった!最低賃金と生活費の比較
・最低賃金(神奈川):712円 → 1,225円(1.72倍)
・ガソリン(1L):128円 → 174円(1.35倍)
・牛丼(並盛):280円 → 448円(1.6倍)
・トイレットペーパー(12ロール):450円 → 600円(1.3倍)
・一泊二日の家族旅行:10万円 → 15万円(1.5倍)
最低賃金は確かに上がっていますが、同時に生活必需品の価格も大きく上昇しており、実感としては「賃金の上昇が物価上昇に追いついていない」面も見受けられます。
◆企業への影響と今後の対応
最低賃金の引き上げは、特に中小企業にとって大きな影響があります。
人件費の増加をどのように吸収し、生産性向上や働き方改革につなげていくかが重要です。
・就業規則や賃金規程の見直し
・助成金や補助金の活用
・人材定着のための職場環境改善
といった取り組みを検討する時期といえるでしょう。
GO社会保険労務士法人では、最低賃金改定への対応や人事労務全般のご相談に応じております。
お気軽にお問い合わせください。

